内臓脂肪の数値は、健康診断等でよく医師に指摘される事が多い数値で、特に、内臓脂肪型肥満は、健康リスクを高める原因となり、生活習慣病を引き起こす可能性があります。このタイプの脂肪は、見た目には痩せているのに、内臓の周りに蓄積されていたりするため、放置すると重大な健康問題に繋がることがあります。
内臓脂肪は、内臓の周囲に蓄積される脂肪のことを指します。この脂肪は、体表に現れる皮下脂肪とは異なり、健康に与える影響が大きいとされています。内臓脂肪が増えると、内臓の働きが悪化し、さまざまな疾患を引き起こす原因となります。
内臓脂肪型肥満は、腹囲(へその高さで測るウエスト周囲径)と密接に関係しています。腹囲を測定することで、自分が内臓脂肪型肥満かどうかを簡単にチェックできます。目安として、男性の腹囲が85cm以上、女性の腹囲が90cm以上の場合、内臓脂肪型肥満と判断されます。
内臓脂肪型肥満が進行すると、さらに高血糖、高血圧、脂質異常(高コレステロールや高トリグリセリド)など、生活習慣病のリスクが高まります。これらの症状がいずれか2つ以上組み合わさった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と言います。
メタボリックシンドロームは、心臓病や脳卒中、糖尿病など、深刻な病気を引き起こすリスクが高いため、早期の予防と対策が必要です。
内臓脂肪型肥満を予防するためには、生活習慣を見直し、健康的な体を維持することが大切です。以下の3つのポイントを意識して、健康的な生活を心がけましょう。
内臓脂肪型肥満は、健康に深刻な影響を与える可能性があるため、早期に対策を取ることが重要です。腹囲の測定を定期的に行い、自分の健康状態をチェックしましょう。そして、運動習慣を身につけ、食生活を見直し、禁煙するなどして、内臓脂肪を減らし、健康的な体を維持することを心がけましょう。